TracBacklogPluginを試してみた
久々にTracネタです。
RedmineのBacklogsが中々評判が良いようですが、TracにもTracBacklogPluginという似たような名前のプラグインがあります。RedmineのBacklogsプラグインみたいに高機能ではないですが、チケットをスプリントにドラッグ&ドロップで振り分けることができます。
注意点
現時点のバージョンではTrac-0.12では残念ながら動きません。。。0.12のAPI変更に追随していないようです。GitHubに修正版をおいていますので、0.12で試したい方はこちらを使ってみてください。
インストール方法
通常のTracプラグインと同じです。
git clone https://github.com/wadahiro/trac-backlog.git cd trac-backlog.git python setup.py install
インストール後、Tracプロジェクトのアップデートが必要です。
trac-admin /path/to/tracproject update
後は管理コンソールからプラグインを有効化してください。
使い方
- インストールすると、メニューバーに「Backlog」が追加されています。ここをクリックすると専用のページが開きます。
- トップページには「Unscheduled backlog」として、マイルストーンに割り当てられていないアクティブなチケットの一覧が表示されます。「Unscheduled backlog」をプロダクトバックログとして扱うイメージでしょうか?
- 「Unscheduled backlog」にあるチケットを、画面右に表示されている各スプリント(=Tracのマイルストーン)にD&Dで割り当てることができます。
- 割り当てると、マイルストーンのチケット数が増えます。
- 各マイルストーンのチケット一覧を見たかったり、チケットを別のマイルストーンに変更したい場合はそのマイルストーンをクリックします。すると「Unscheduled backlog」からそのマイルストーンの一覧に切り替わります。
- ここからまたチケットをD&Dすることで別のマイルストーンに変更したり、「Unscheduled backlog」に戻したりとできます。
- 後は、「Unscheduled backlog」やマイルストーンの一覧でチケットの順序もD&Dで変えることができます。優先度に使うようです。
機能的には以上。