最近Alfrescoを触っています

最近、オープンソースECM製品であるAlfrescoを触っています。(ECMはコンテンツ管理システムのことです。詳しくは下記ページなどを参照)

ECMとは「Enterprise Content Management(企業向けコンテンツ管理システム)」の略で、そのまま解釈すれば「企業内のコンテンツの管理精度を向上させる仕組み」ということになります。

ではここでいう「コンテンツ」とは何でしょうか。ECMの世界でコンテンツというと「非定型のデータのすべて」という定義が一般的です。基幹システムのデータベースに格納されているような定型的なデータではなく、WordやExcelなどのフォーマットで企業内に蓄積されている情報のすべてがECMの対象となり得ます。

http://thinkit.co.jp/free/article/0708/11/1/

使ってみると中々おもしろいです。かなり拡張性を考えて作られている。やろうと思えば色々できそうな感じです。

日本語の書籍としては↓が出ていますね。

オープンソース徹底活用 Alfrescoによるドキュメント管理入門

オープンソース徹底活用 Alfrescoによるドキュメント管理入門


ただしこちらは素のAlfrescoの使い方中心なのが残念。実際に使おうとすると、カスタマイズしたくなると思うんですけどねー。カスタマイズしようとするこの本では情報が足りない。

そんなときに参考になるのは、本家のWikiサイトです。英語ですが、拡張方法については結構かかれてます。なお、トップからうまく知りたい情報へたどりつきにくいので、ググった方が速いかも?フォーラムも参考になります。同じように悩んでいる人が質問していて、解答が付いている可能性があります。こちらもググった方が速いでしょう。

ちなみにですが、現在のAlfrescoでは、2種類のUIが用意されています。

  • Alfresco Explorer
    • こちらが昔からある方。JSFベース。個人的な印象だけど、アイコンがちっちゃすぎてクリックが難しい(苦笑)。
  • Share
    • こちらは比較的新しいUI。Spring Surf(Sprint MVC)ベースという日本では中々見かけないアーキテクチャ
    • Web2.0コンセプトのなんたらかんたらと書かれているくらいあって、結構リッチなUIです。今使うならShareかな?
    • ただし、Alfresco Explorerでしかできない操作もあるので要注意(カテゴリの定義とか)。エンドユーザはShare使って、管理者はAlfresco Explorerも使うというやり方になるのかも。

日本語での情報(特にカスタマイズとか)がまだあまりなさそうなので、今後書いていきたいと思います。