StarTeamがイマイチな点

昨日はStarTeamイマイチとしか言ってないので、もうちょっとどんな点が使いづらいか書いておく。もし検討している人がいれば、参考になれば良いですが(私は今ならSubversionTracをすすめるけどね)

  1. ライセンス費用が高い
    • StarTeamの導入の壁になるのがまずこれじゃないかな。とにかく高い。
  2. 同時接続数の罠
    • お金がない場合はフローティングライセンスにしてちょっと安くすることはできるが、そうすると一定時間で自動接続されるように設定しないと他の人がログインできなくなる
    • 忙し時期になるとどうしても同時接続数が多くなってしまうわけですが、そうなるとあちこちでログインできないので作業が進みません!というひどい状態に・・・
    • ちなみにログインできないとリポジトリに登録されているファイルの参照すらもできません
  3. 専用クライアントが微妙
    • Javaで出来ているのだが、これがかなり激重
    • バージョン2005ではWindowsNative版があってこれは比較的軽いのだが、英語版のみ。しかも2006からは存在しない。
    • 不思議なインタフェース。リポジトリに新規にファイルを登録するのに、ツールからはできなくてわざわざWindowsエクスプローラで作業フォルダを開き、そこにファイルを置いた後に、ツールからチェックインする必要がある
    • ディクトリを含めた単位で新規にチェックインする場合はさらに特殊な操作が必要ではっきりいって面倒
  4. Webインタフェースも微妙
    • これまたJavaでAppletでできているのだが激重。使う気なくした。。。
  5. Eclipseプラグインも微妙
    • Eclipse標準のCVSプラグイン、SubversiveSubclipseより劣る機能。確かタグ単位で過去Versionとの比較ができなかったような(すんません、うろ覚え)。できないので、それをやりたい場合は専用クライアント使ってくださいと言われてむかついた記憶だけあります。
  6. 意味のないリンク機能
    • StarTeamの売りは、要件とか課題とかバグとかをリポジトリ内の成果物(ソースだったり、ドキュメント)にリンクすることができて、トレーサビリティを容易にとることができるというのがあるのだと思うのだが、これが形だけのリンク
      • 例えば、バグとそれに対応するソースをリンクで紐づけたとする
      • そうするとバグを参照するとリンク先のソース名が表示はされるのだが、そこからそのソースを開くことはなぜかできない
      • 外見えはトレーサビリティとれているが、いざそれを参照して追って行くときに使いものにならんよこれじゃ
  7. SCMとしてどうなんだ
    • 作業フォルダを同期させて更新しても、他のユーザによって削除されたファイルは消してくれない。ゴミが残ります。たまに間違ってチェックインさせちゃったり
  8. やっぱクローズドは駄目
    • Googleで検索すりゃわかるがStarTeamの情報があんまりない
    • これがCVSSVNだったらそこら中に溢れてますな。コミュニティもあるし。
    • さらに、OSSだと色んな他のツールとの連携する機能がごろごろ存在するわけで


そんなStarTeamですが、良さそうなところもあげておこう

  • チェックイン時のログを後から書き換えが可能(まぁこれはSubversionでもできるけど)
  • リンクが双方向
  • Borlandのサポートが受けれる(これにどんだけ良いことがあるかはよく分からん)

あとなんかあったっけ、、、